研究概要
近年、食料安全保障が世界的に大きな関心を集め、それに関する研究や種々の試みがなされています。食料安全保障は多面的で複雑な相互関係性を持つ問題ですが、当研究室では、環境保全の側面に配慮した食料生産システムの持続的な向上と発展を目指し、衛星画像、GIS、気象情報、地上計測等の環境診断情報を扱った研究と実践を行っています。また、持続的な発展を実現する上では、食料生産に携わる多くの人達に対する教育の面が極めて重要であると言う観点から、研究と教育を両輪とした活動を国内・国外の関係者と連携して行っています。
研究課題の抜粋
- 「環境にやさしいIT農業-精密農法による環境保全型農業システムの開発-」(受託研究)
- 「気候変動下の樹木の乾燥・熱ストレス反応に関する研究」(科学研究費補助金)
- 「リモートセンシングによるジャガイモ原料の生育診断」(受託研究)
- 「新たな土地利用とIT農業による農村創造事業」(国土交通省・受託研究)
- 「空間複合情報を活用した情報共有型トレーサビリティシステム」の構築(科学研究費補助金)
- 「衛星と地上観測設備を組合わせた水稲の被害率算定システムの構築」(JAXA・受託研究)
- 「農業空間情報を活用した効率的てん菜栽培支援システムの構築」(農林水産省・受託研究)
- 「衛星データを用いたスケールアップアプローチによる水稲収量予測に関する研究」(科学研究費補助金)
- 「農耕地の土壌炭素貯留量推定とその変化予測手法の確立(科学研究費補助金)
- 「空間情報・感測データを用いた花粉情報提供支援システムの構築」
- 「気候変動に配慮したアジア環境先進型流域圏の構築と普及」(環境省・受託研究)
- 「インドネシア・チタルム川流域における節水対策の補償に関する研究」(科学研究費補助金)
- 「損害評価効率化のための農業共済保険制度への衛星データの社会実装」(文部科学省・受託研究)