次に何をやったらよいか−標高情報の追加


 標高データの取得

全球レベルで整備されているDEM(Digital Terrain Model)には、@GTOPO30、ASRTM90、BASTER GDEMがあります。それぞれ公称分解能は1km、90m、30mです。
ここでは、SRTM3を使ってみましょう。FTPサイトから/WRS2 Tiles/ディレクトリに入ります。パス168に相当する/p168/ディレクトリに入り、/SRTM_ff03_p168r064/に進みます。そこにある SRTM_ff03_p168r064.tif.gz をダウンロードし、解凍します。
GeoTiffファイルが生成されるので、ER Mapperで読んで、ER Mapper Raster file(*.ers)で出力します。ここで注意すべきはData Typeで、Signed16BitIntegerを設定します。なぜなら、標高値を格納するために16ビット整数の範囲(-32768〜32767)が必要だからです。
SAVEするときに、画像のサイズは2705ライン2471ピクセル、分解能が90mであることがわかります。ERSファイルを生成したら、再読込を行い、データプロパティーを確認してみましょう。ここで、UTMゾーンが37帯(SUTM37)であることに気づきます。

 UTMゾーンの変更

ER Mapperの幾何補正モジュール Geocoding Wizard で、SRTM_ff03_p168r64.ers の投影変換を行います。1)で入力ファイルを指定し、Geocoding Type は Map to map reprojection を選択します。
2)Map to Map Setup では、Projection を NUTM36 に変更しておきましょう。ランドサット画像の幾何補正をNUTM36で行っているため、合わせます。
3)Rectify では出力ファイル名を指定後(SRTM3_Dodoma_UTM36)、Edit Extents でランドサット画像と同じ左上(5°20′S、35°10′E)、右下(6°30′S、36°20′E)の羽仁を指定します。分解能はTMと同じ28.5mとし、Resampling はBilinearとしましょう。Save File and Start Rectigication ボタンを押して、幾何補正DEMを作成します。

 表示

幾何補正したランドサット画像を新しいウインドウで表示して、Geolink してみましょう。

TM画像にHeight Layer を追加します。Algorithmウィンドウの[Edit]ボタンから[Edit]-[Add Raster Layer]-[Height]とすすみ、幾何補正したSRTM画像を入力します。AlgorithmウィンドウのView Mode を3D Perspective に変更します。