プログラムは貯まるとお宝

皆さんはこれからC言語を駆使して研究を行っていくわけですが、その過程で作成したプログラムもだんだん増えていくことと思います。すると、新しいプログラムを作るときに過去に作ったプログラムが資産として生きてきます。カット&ペーストしたり、簡単な入出力の変更で仕事がすぐにできるようになるでしょう。

筆者が最初にC言語を学んだのは、RESTECがランドサットフロッピーディスクの販売を始めたときでした。何とかして内容を読み取って、高速に表示させたいという思いがC言語の勉強に拍車をかけたわけです。1985年頃のことで、NECのPC-9800シリーズのパソコン全盛時代でした。

その後、様々な画像解析を行いたくなり、自分で表示、分類、幾何補正、等のプログラムを書きました。これが、画像処理アプリケーションを使うようになっても非常に役に立ったと思っています。アプリケーションの開発思想がわかると、ソフトの使い方が直感的にわかったり、入力に必要なデータも自分で作れるようになります。

1980年代に作ったCのプログラムを公開します。皆さんの役に立つかも知れません。ただし、使った結果については保障しません。個人の責任において、ご利用ください。

様々なC言語のソース(参考)

1980年代の16ビットコンピューター用のプログラムもあるので、変数の型を変える必要があるものもあります。当時は、TerraMarという今はなくなってしまったシステムを使っていたので、512バイトのヘッダー付きファイルを扱うようになっています。また、メニュープログラムを自作していたので、その処理部分が冗長になっていると思います。今後、これを機会にコマンドラインツールにしていこうと考えています(だから、時々プログラムが修正されているかもしれません)。

教科書等に掲載されるプログラムはコア部分だけを取り出した美しいものが多いのですが、仕事で使ったプログラムは、アルゴリズムが美しくなかったり、ひょっとしたらバグがあるかもしれません。だから、研究で使われたプログラムは公開されることが少ないのですが、ここではあえて公開しますので、十分注意して参考にしてください。プログラミングとはこういうものである、ということを感じてください。


様々なプログラム事例