画像データを読み込み、値を表示する

この画像は2001年11月27日撮影のランドサット7号ETM+による白黒画像です。分解能は15mで、このサンプル画像のサイズは400ピクセル×300ラインです。ここからダウンロードしてください。

１画素は8ビット（256階調）、すなわち1バイトですので、画像の大きさは400×300×1=120,000バイトになります。ダウンロードした画像のプロパティーをみてください。サイズ117KB（120,000バイト)となっていますね。括弧の中が正確なサイズです。

このファイルを読み込んで、画素の値を表示するプログラムを作りましょう。その手順は：

• 必要なヘッダーファイルのオープンとパラメータのセット
• ファイルオープン
• ライン方向のループの中で1行分のデータを読み込み
• ピクセル方向のループの中で1画素づつ値を表示
• 1ライン分の表示が終わったら改行
• おしまい

となります。プログラムはここから、サンプル画像（SAMPLE.BIN)はここからダウンロードします。では自分でプログラムをビルドし、実行してみましょう。

演習

• 任意の座標（ライン、ピクセル）を入力して、その位置の画素の値を表示させましょう。

  特定の座標の値をプログラムの中に書き込んでしまう方法や、scanf等を用いてキーボードから入力する方法があります。上級者はファイルからパラメータを読み込んでみましょう。画像の左側には東京湾が見えています。その値は陸地と比較してどうなっているでしょうか。