第3回課題に対するコメント 

最近、水害が頻発していますが、私たちはどのように水害に対応したら良いのでしょうか。基本的な考え方はずっとあったのですが、実施が困難であった政策が再び脚光を浴びています。それが「流域治水」です。かつては総合治水ともいいました。流域治水とは何でしょうか。その神髄は何でしょうか。WEBにも情報はたくさんありますので、調べて考えて見てください。 なお、流域治水の先進県は滋賀県です。また国交省でも流域治水プロジェクトが始まりましたが、国交省の考え方がすべてではありません。 地域全体で治水に取り組むためにはどうしたら良いのか。みなさんの考え方をお聞かせください。

 近藤の主張

最初に近藤の基本的考え方を書いておきましょう。流域治水とは流域が一体となってみんなで治水に取り組もう、それは安全・安心な地域の創造につながっている、という風に解釈しています。昨今の水害の頻発もあり、大きなうねりとなっていますが、私もなんとかしたいなと思って画策しているところです。実現のためには技術的、制度的側面が重要ですが、それだけでは達成は困難だと思います。①思想、哲学的側面、②自然に対する知性、③連携のあり方、の三点を考えなければならないと思っています。①思想、哲学的側面では、国土形成のあり方や、人と自然の関係性に関する合意が必要です。②自然に対する知性というのは、土地の性質を知ることであり、これはESDや環境学習、あるいは必履修化される高校「地理総合」の支援、といった活動が含まれます。③連携のあり方では、超学際的な取り組みの実現、行政では縦割りから横つながりへの転換、が必要です。これらを個々の流域の単位で模索して行く過程で信頼が生まれ、その信頼が実現につながるのだと思います。

 ---

---

 ---

---

 ---

---

 ---

---

 ---

---

 ---

---

 ---

---

 ---

---

 ---

---

 ---

---

 ---

---

 ---

---

 ---

---

 ---

---

 ---

---

 ---

---

 ---

---

 ---

---

 ---

---

 ---

---

 ---

---

 時代の流れの中で捉えた流域治水とは何か。解くべき問題を特定できたら、あとは皆さんの力を注ぎ込むことに邁進できます。