1. 紫外・可視・近赤外分光光度計 Perkin-Elmer 社製 Lambda 19
185 - 3200 nm:ダブルビーム分散型機器
(1-1) 通常の透過スペクトル
(1-2) 積分球による反射・透過スペクトル(照射光はスペキュラー, 反射・透過
光は全角度の光を集光して測定, つまり通常の意味での全拡散反射・透過
スペクトル)この装置では, 試料が縦置きなので, 粉体等の場合ガラス等の
カバーが不可欠となる。
(1-3) 拡散反射測定装置を用いた拡散反射スペクトル(照射光は装置の光学系で
決定されるスペキュラー, 反射光も装置で限定された集光角度の反射散乱
光)。この装置は透過スペクトルの測定には実質上使用不可。しかし, 試料
を水平に配置するので, 粉体等にもカバー無しで使用できるが, 短焦点の光
学系を使用しているため, 試料表面の状況が顕著に影響し, 再現性のあるデ
ータを取得するためには, 試料表面の状況の再現性を得るための工夫が不
可欠である。 |
2. 近赤外・中赤外分光光度計 Perkin-Elmer 社製 FTIR-2000
近赤外域:15000cm-1(667nm) - 400cm-1(25000nm)
中赤外域: 5000cm-1(2000nm - 400cm-1(25000nm)
シングルビームフーリエ変換型
(2-1) 通常の透過スペクトル
(2-1-1) 錠剤
(2-1-2) 液体
(2-1-3) 22 m の長光路ガスセルを使用して, ガスの透過スペクトル
(2-2)正反射スペクトル
角度可変正反射測定装置を用いて, 30 - 70_の正反射スペクトル
(2-3) 拡散反射スペクトル
拡散反射測定装置を用いて装置によって決定された角度の拡散反射スペク
トルこの装置によるデータは, 近赤外, 特に 10000cm-1(1000nm)から
長波長側ではLambda 19 によるデータよりはるかに S/N が良い。従っ
て, 拡散反射で良い場合には, これで測定するべきと思われるが, 良い事ばか
りではなく, 重大な欠点もある。それは, シングルビームであるために,
1)参照と試料を測定した時の測定室内の状況の再現性が直接データ精度に
影響する, 2)拡散反射装置では短焦点の光学系を使用して居る為に, 試料
表面の状況が顕著に影響する。これは Lambda 19 の拡散反射測定装置を
使用する場合と状況は同じである。
以上の2機種以外に, 紫外・可視・近赤外分光光度計は2機種, 赤外分光光度
計は1機種,分光蛍光計1機種等が有ります。
3. 分光放射計
(3-1) 可視・近赤外分光放射計 Analytical Spectral Devices Inc. 製
Field Spec FR:350 - 2500nm
シングルビーム3領域分割(1:350-about1000nm,
2:about1000 -1700nm,
3:about1700-2500nm)並行スキャンニング
視野角;標準:25゜, オプションレンズ:5゜
標準白板:10 x 10 inches, 2 x 2 inches の2種
入射光測定用アダプター:リモートコサインリセプター(平面に入射する全
方向の光を測定するユニット)
(3-2) 熱赤外分光放射計 Geophysical Environmental Research Corp. 製
Thermal Infrared Intelligent Spectroradiometer (TIRIS)
2000 - 17000nm:シングルビーム4領域分割順次掃引型
視野角:約 30゜
基準黒体等のオプションは全く無し。
(3-3) 可視・近赤外分光放射計 阿部設計製:350 - 1200nm
約 10 年前導入機器:シングルビーム2領域分割順次掃引型
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