NASA GeoCover TMモザイク画像
データのダウンロード
GeoCoverのホームページに入ると、まず世界地図が表示されます。四角がたくさん表示されていますが、これが提供される画像の1枚分の範囲です。
画像上をクリックしていくと拡大され(左から2番目のボックスがinになっている場合)、そのうち各図郭の名称が見えてきます。
適当なところで、Select Imageのラジオボタンをクリックしてから、もう一度画像のタイルをクリックします。
この画面で、拡大縮小させて画像を閲覧することができます。下にあるDownload MrSID Image - 111.1 MBをクリックすると、tarで固められたMrSID データをダウンロードすることができます。
左の画像の場合は、N-54-35_2000.tarという名称のファイルがダウンロードされます。これは北半球(N)のUTM54帯で、下辺が北緯35度のタイルであることを意味しています。
ダウンロードしたデータを解凍すると、以下の4つのファイルができあがります。
[メタデータファイルの中の重要な情報の意味]
RowStart 1 : 以下4ラインは画像のサイズを表します。
ColStart 1
RowCount 39168
ColCount 47637
Projection UTM 54 : UTM54帯で幾何補正されていることを意味します。
Datum WGS84 : データムがWGS84であることを意味します。
Units Meters : UTM座標におけるEasting, Northing(m)で表した左上隅の座標です。
XStart 1.6058325000e+05
YStart 4.4330681250e+06
XIncrement 1.4250000000e+01 : X,Y方向の画素サイズで、ここでは14.25mであることを意味しています。
YIncrement -1.4250000000e+01
注)メタデータにあるXStart、YStartの座標値は、どうも画素の中心の座標のようです。ER Mapperでは画素の左上隅を0としていますが、インポートすると14.25m(90年版の場合)が差し引かれます
データの解析
MrSid形式の画像データが得られましたが、このままでは解析に用いることはできません。そこで、画像表示や変換を行うソフトウエアをダウンロードしましょう。
開発もとのLizardTech,IncからビューアーのGeoExpreeViewWin32をダウンロードしましょう。
ExpressViewを利用すると画像の閲覧のみでなく、tiff画像へ変換することが可能になります。tiff画像は皆様がお使いのアプリケーションソフトウエアで読み込むことが可能ですの、様々な解析が可能になるでしょう。その際、メタデータの情報を使うことによって、幾何補正(画像に緯度・経度情報を与えること)が可能になりますので、ますますデータの有用性が高まることになるでしょう。
おまけ
2000年版のGeoCoverから作った日本全体の画像です。
JAPAN_TKO_GD_STD.jpg(2,123KB)
画像サイズ:5400x4400
左上隅:北緯46度、東経122度
分解能:0.005(等緯度経度グリッド)